勝谷まさひこの公約「明るく楽しい兵庫県」

私は「目標」を掲げます。公約としてはこのひとつだけです。かつてことこまかなマニュフェストを掲げた政党もいましたが、ほとんど実現しませんでした。4年の任期の間には、さまざまなことが起きるでしょう。天災もあるだろうし、県だけではどうしようもない国政の上での変化もあるかもしれません。それらを予測して、いいかげんな「公約」をする勇気が私にはない。

 「目標」を掲げようと思います。私が知事にいる間には達成できなくとも、いつかはそこに到達したいという輝く星を掲げたいのです。県民と県職員がみんなでその星を見つめて、あそこに行くのだと思えるような。
 その間の道のりは厳しいかもしれない。けれども、あなたや、あなたの人生もそうではなかったでしょうか。そして、渋面を作って耐えるよりは「やったるで」と笑う方が辛くなかったのではないでしょうか。
 だから「明るく楽しい兵庫県」なのです。過程が「明るく楽しく」であり、達成したならば本当に「明るく楽しい兵庫県やで」と、他県や他国の人々の胸を張れる。そんな兵庫県を私は創りたい。

 そのために知事は何ができるか。私は兵庫県に限らず、知事に必要な資質は「教養、哲学、覚悟」だと信じています。

 面白いことに、市町村や国政のトップはまた違う。けれども、いわば国にとっての「中間管理職」である知事はこうなのです。知事、ひいては県不用論というものがある。確かに行政システムの中では、宙ぶらりんな存在ではある。けれども、ひとびとに理想や覚悟を届ける声を持つことができます。そのことが、市町村の助けになり、ひいては国を動かすことになる。ちょっと考えてみて下さい。名前が出て来る各県の知事というのは、個性がある人が多いでしょう。それだけ、言葉に力が求められているわけです。
 作家として言葉で仕事をしてきた私がそういうことで飾るのはとても恥ずかしいのであるが、敢えて「私の言霊には力がある」と言いましょう。その裏付けとして「教養と哲学と覚悟」があると。

 私は高々と星を掲げたい。そしてみんなでそこに達する道筋を言葉で飾りたい。賢く熱心な県民のみなさんや、勤勉な県職員の方々が、歩くに値する道を、その星までつなげていきたい。もちろん私自身が、粉骨砕身してその道を創っていきます。
 知事とは、そういうものではないのか。利権の分配や人事の按配を考えているだけでは、星は見えず、星までの道も存在しない。かかる歳月が長く、兵庫県では続いてきました。残念なことに、額に汗をして県や国に税金をおさめるという、ほとんどの県民のみなさんが歩んできた辛く、しかし愉しい人生を、いちども体験していない方が、トップをつとめて来たからです。

 会社をはじめとする、あらゆる組織は「投資とリターン」を明確にしています。そのために決算というものがあり、株主の期待に応えられない経営者は退陣を求められます。決算がきちんとできない会社が存亡を問われるのは、多くの大企業でも同じであるのは、いま報道されている通りです。

 兵庫県の株主は、県民の方々です。税金という投資をして、投票権という株主と同じ権利を持っている。あなたに、兵庫県からの「決算報告」はありましたか?これだけのハコものや道路を作り、これだけの補助金を出したから、これだけの「県民益」が生まれたという嬉しい便りはありましたか?

 寡聞にして私は知らない。41市町のすべてで住民の方と話をさせていただきましたが、誰も知らない。会社ならば、倒産しているでしょう。事実、県の財政状況は危機的です。阪神淡路大震災という災禍があったとはいえ、危機的な状況は続いている。つまり。16年間も君臨していた「社長」はいちどとして、株主に明るい決算を示していないのです。一般社会だとどうでしょうか。
 少なくとも「監査」が必要だと私は考えます。企業の場合は第三者の監査法人が決算前に入るが、行政にそれはない。私がやりましょう。最初の仕事はそれです。長年にわたるブラックボックスの中で何が行われていたのか。精査すると、苦しい苦しいと言っている財政でも、使えるお金が出て来ると予想しています。惰性で垂れ流している死んだお金を、未来、将来のために活用する。すると、まちがいなく「明るく楽しい兵庫県」になるのです。
 私は知事という「名前」が欲しいわけではなく「監査」ができれば、それでいいくらいのつもりでいます。でも、世界中を歩き、万巻の書を読み、あらゆる地域の振興の相談に乗ってきた私の頭の中の引き出しを使っていただかないと損かなとは思うので、これまでの清算をしつつ、とにかく県じゅうを歩いて、すでに見つけている「たからもの」を育てる手伝いをしたい。このことにおいて、私ほど才能がある存在はいるまいと、いささかの自負は書いておきましょう。
 私には、いかなる支持母体もなければ、金銭的な応援もありません。すべての活動資金は私がコツコツと貯めてきたお金です。手伝ってくれているのは、日本中、世界中から集まってきてくれたボランティアの志士たちです。自分の一生の中で、こんなことをするとは思ってもいませんでした。合い言葉は「義」の一字。「利」に屈することなく、理想に殉じる「義」。私たちは「義」にたおれても、県民のみなさんには「明るく楽しい兵庫県」に生きていただきたい。
 私の、そして同志たちの願いです。

「勝谷まさひこ、まずはここに手をつける」

喫緊の課題を絞って考えてみました。

1.厳しい財政状況。

 なぜ、ずっと厳しいのでしょうか。ある年度くらいは上向く気配があってもいいのではないか。そうならないのは、トップが変わらないと、それぞれの部局でも見直しが行われないからです。すべての事業を1から見直しましょう。「費用対効果」を考えましょう。企業では当たり前のことですが、県では出来ていない。なぜか。ヒトのカネだからです。県民からお預かりした大切なカネなのに、その問題意識がない。
 これだけの事業に使ったので、これだけの「県民益」が出た、という報告を、小さな予算執行についてもすべて報告します。議会での決算の議決では遅い。ひとつのことをやったならば、経過報告もウェブであげるべきでしょう。そして「誰が責任者か」を明らかにします。勿論、全ての事業の最終責任者は知事であり、私です。しかし、県職員ひとりひとりに「事業の責任者」としてのプロ意識を持って欲しい。あなたの事業であること、バイ・ザ・ネーム。県職員は、すべての県民への奉仕者なのです。その名前で県民のおカネをお預かりしているという意識を徹底させます。

2.情報発信力の不足。

 まことに情け無いことになっています。昔は、兵庫県と言えば「おおっ」と、他の都道府県のひとたちが憧れの目で見たものです。時代は変わり、ウェブの登場などで情報発信の手段はとても強くなっている。なのにずっとジリ貧のままが続いています。
 トップに「哲学」がないからというのが大きいでしょう。語るべき言葉をお持ちではないのです。兵庫県とはこういう県であるという根本的な哲学が。トップがそうだと、職員のみなさんも市町村も羅針盤を失った船になってしまいます。
 私は多くの国や地域を回り、あまたの本を書いてきました。それはすなわちそれぞれの国や地域の「情報発信」を筆をもってなしてきたということです。いま、私は兵庫県のあらゆる場所について、書きたくて、つまりは情報発信をしたくてうずうずしています。自慢すれば、世界屈指の情報発信者である私を、すりこぎのように使っていただきたい。
 もちろん個人でやれることは限られているので「情報発信をする力」を地域の方々や職員のみなさんに伝授します。これ、とても愉しいことなのです。いままでは「地域を売り出す」のが義務や苦痛になってきた。実はそうではない。「明るく楽しい」作業であると知って欲しい。私がお教えします。
 トップの情報発信の力で大成功したのは、東国原英夫元宮崎県知事でしょう。宮崎ブランドを鮮やかに世界に売り出しました。知事の個性だけでもあれだけのことができるということです。私はもちろんそれに勝つ自信はありますが(笑)それよりも、ノウハウそのものを県民のみなさんに伝授したい。間違いなく兵庫県は大きなブランドになります。
 もうひとつの情報発信は、県政そのものについてです。さきほども触れましたが、あまりに情報公開がなされていない。だから、自分がおさめた県への税金が、どれだけの効果を生み出しているのかわからないのです。私は根本的にそこを改めます。そもそも情報公開をしなくてはいけない、という発想がおかしくて、いつでも誰でも、県が何をしているか覗き込めるようでなくてはいけないのです。知事室の扉はいつもあけておきます。

3.県勢の凋落。

 人口が減り続けています。日本国全体がそうなので、私の長期的な文明論ではこれは致し方ないと考えていることも事実です。しかし。かなうことならば「兵庫県に住みたい」という人々が、どんどんやって来るような魅力を持ちたい。
 産業と教育が両輪です。兵庫県の人口が増えたのは高度成長期に阪神工業地帯に、多くは斜陽産業であった産炭地から人々がやって来てくれたからでした。いまならどうか。先端技術を持つ企業を多く持っている場所に、人々は移り住むでしょう。しかし、意外と見逃されているのが、1次産業=農林水産業です。先端技術はいわゆるハイテクの知的なものと思われがちですが、実はもっとも劇的に労働環境を変えるのは農林水産業なのです。
 先日「みちびき」の打ち上げによって、日本版GPSの性能が数センチという単位になりました。ということは、完全な自動運転のトラクターや田植え機が、センチ単位で稲を植えることができる。農業はもう、足を泥に埋めることなく、リモコンを使う産業になるわけです。こういう感覚を、今の県のトップ以下がどれほど理解されているかといえば、ノーでしょうね。
 ドッグイヤーではなく、マウスイヤーで産業を取り巻く環境はかわります。これについていくには、正直にいって私でも辛い。けれども私には世界中の最高の知性への人脈があります。サンテレビの『カツヤマサヒコSHOW』では3年半で170人余りの、そうしたトップの方々をよぶことができました。みんな、私が好きで来ていただいたので、知恵も貸してくれるでしょう。あらゆるそうした知恵を結集して、産業を振興していきます。
 もうひとつは教育です。初等教育では、先生たちの負担を減らし、授業に集中できるために先生を支える補助員への予算措置をします。ハコものを作るよりもはるかに将来への投資であり、喫緊の課題です。先生を支える補助員にはできるだけ地域の、もうご自身の仕事をなし遂げた方々を採用しましょう。「ヴェテラン」とは英語では退役兵のことですが、ここでは「スクールヴェテラン」と呼びたい。
 小学校、中学校の校区は地域としての結びつきの単位ですが、そこでのハブとしての役割も期待します。
 高等教育では、せっかく県内の高校で育てた優秀な人材が、みんな他府県に出ていってしまうことをなんとかしたい。「カムバック・サーモン・ヒョウゴ」作戦です。これは産業を興すこと表裏であって、魅力ある会社や研究施設があれば、戻ってきてくれます。もともと住みよい県なのですから。
 戻って来てくれる人材には返済不用な奨学金の交付も考えています。それはひとつの条件であって、日本国ぜんたいのことを思えば、有為な子どもたちに奨学金をだし、返済の不安から救うというのは県としてのひとつの志だとも考えています。ここで出てくるのが「哲学」なのです。私は「勉強が好きで優秀な人材」に集中的に奨学金を出したい。「勉強は嫌いだがモノ作りが好き」な子どもたちにも彼ら彼女らに合わせた応援を考えます。この「差別ではなく区別」こそが、勇気をもって知事がなすべきことではないでしょうか。

 

 

■現状
4月1日時点の待機児童数が、県内16市町で1572人に上り、前年から522人増えています。これまで待機児童対策を長年進めていましたが、効果が出ていません。ちなみに県民の「子育てがしやすい」と思う人の割合は56%となっており、保護者の不満を解決できていない現状が明らかになっています。悲しいことですが、昨年から現在まで、加古川市、宝塚市、多可町などで子どものいじめ自殺が相次ぎました。未来の宝である大切な子どもを失った保護者の方のお気持ちはもちろんですが、いじめを受けた子どもの心の傷は大人になっても癒えることはないですし、周囲の子どもを含めた子どもにとっても一生の心の傷となります。メンツを守る責任逃れや責任の押し付け合いにならない、皆が本気で抜本的な問題解決のための協力体制が必要です。

子どもたちが笑って元気に、勉強やスポーツに励むことができるためにも、まずは、お父さん・お母さんの子育てを全力で応援し、日本一子育てしやすい兵庫県を目指します。子どもたちが家庭の経済状況にかかわらず、夢をもって勉強、進学でき、いじめや犯罪にあわない、日本一子どもに優しい兵庫県を目指します。

 日本一子育てしやすい兵庫県

<目標>待機児童数0を目指します(平成33年度まで)

<目標>「子育てがしやすい」と思う人の割合90%を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 第2子とそれ以降の保育料無料化
  • 高校3年生までの医療費無料化の推進
  • 認定こども園や認可外保育施設の用地購入費・建設費・運営費補助
  • 市町での「子ども・子育て支援事業」の積極的な財政支援
  • 県内で就労する保育士の待遇改善と独自の加算措置

 日本一子どもに優しい兵庫県

<目標>子どものいじめ自殺者数・性犯罪被害者数・虐待被害者数0を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 学校に「スクールポリス」(警察・警察OBOG)・「スクールヴェテラン」(地域の大人たち)の配置、学校との連携強化
  • 子どもを狙った性犯罪防止のため、通学路への防犯カメラの設置促進
  • 元気なおじいちゃん・おばあちゃんによる地域のこどもサポート制度創設
  • 保護者、子どものメンタルヘルス支援強化(悩み解消のためのカウンセリングなど)
  • 「いじめは犯罪」意識確立と地域と学校の連携による徹底的予防
  • いじめの傍観者にならないよう、クラスでの話し合い・学びあい取り組みの支援
  • お父さんお母さんが留守にしがちな家の子どもが安心して食事し、遊び、勉強することができる子ども食堂、子どもホームなど子どもの居場所を全地域に設置
  • 保育園と特養施設の多世代相互連携・交流の拡大
  • 企業・団体のワークライフバランス確保、自宅での仕事、育児休暇取得など実施促進
  • 「児童相談所」を「児童保護センター(局)」に名称改称し、職員の意識改革

 

 

■現状
28年には「転出超過」が6760人となっています。兵庫県から東京都への転出が多いのが実情です。27年の転出超過のうち、75%が20歳代で、県内大学卒業生の県内就職率は29.8%と大学卒業後、兵庫県にとどまってくれていないのが課題です。学校教育については、先生の肉体的・精神的負担の増大が問題になっています。残業や仕事の持ち帰りを含む、学校教員の実質的な超過勤務時間は平日で平均約3時間。教頭は4時間半近くなっています。子どもに向き合う時間確保が課題です。

世界中というよりも、日本国内からでも「兵庫に留学したい」といわしめる教育力。幸いにも、中学や高校は阪神間に底力がある。播磨、但馬にも質の高い高校がある。なのになぜ、大学はみんな東京にいってしまうのか。地力はあるのだ。その先がない。ひとつのモデルは秋田のAkita International University 国際教養大学だ。兵庫でできないわけがない。大切なのは立志ある創立者だ。亡くなられた中嶋嶺雄先生なくして、この大学はなかった。まだ創設して15年そこそこ。兵庫にできないわけはない。兵庫県には阪神タイガースをはじめ、兵庫ブルーサンダース(野球)、兵庫ディオーネ(女子野球)、ヴィッセル神戸(サッカー)、INAC神戸レオネッサ(女子サッカー)、ASハリマ アルビオン(女子サッカー)、デウソン神戸(フットサル)、アサヒ飲料チャレンジャーズ(アメフト)、エレコム神戸ファイニーズ(アメフト)、西宮ストークス(バスケット)、ヴィクトリーナ姫路(女子バレー)などの様々なスポーツクラブが活動しています。これだけのスポーツクラブは地域の「誇り」。地域とともに育てていくべきです。

 若者の可能性を広げる高等教育

<目標>若者(20~30歳代)の転出超過数0人を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 私立高校授業料の実質無償化を実施
  • 中高校生の塾費用補助の検討
  • 「兵庫県立大学を中心とした国公立・私立大学のネットワーク化」、授業・単位交換制度など相互提携強化
  • 大学における英語授業の促進、名物先生の招聘、24時間図書館化の促進
  • 県費で毎年100人の大学生の海外留学実施
  • 夢をもって希望する学校に進学できる奨学金制度その他の兵庫県独自の「子どもの夢・応援制度」を創設
  • 県立大経営改革、授業料無償化を検討

 先生の負担を減らし、きめ細かに子どもに向き合う魂の教育

<目標>「住んでいる地域では、心の豊かさを育む教育や活動が行われている」と思う人の割合は28年度36.1%なので、50%以上を目指します(平成33年度まで)

<目標>「目的をもって学んでいるものがある」人の割合は28年度45.1%なので、60%以上を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 先生が教育指導に集中できるよう学校の労働環境を「大改革」
  • ICT技術を積極的に導入し、教員の徹底的な残業時間削減・負荷軽減
  • 生活指導や部活などから教師が手を引けるよう、教師の仕事を補佐する外部人材の積極的な配置を実施
  • 思考力や問題解決能力、学ぶ意欲、心の強さを持つ教育プログラムを実施
  • 多様な大人と触れるチャンスを増やし、子どもの意欲や感性を刺激する社会との連携プログラムを増加
  • 兵庫県出身者の協力をもらい、自分の能力や適性、可能性、夢を考えるキャリア教育を推進
  • プログラミング教育、コミュニケーション能力向上など、グローバルで活躍できる人材育成かつ地域に貢献できる人材育成
  • 地域型スポーツクラブの積極支援、学校の部活支援への協力要請
  • スポーツレクリエーションなどスポーツを自分のペースで楽しめる、健康に役立てる環境づくり

 

 

■現状
観光入込客数は1億3900万人でありますが、1億5000万人という年度目標が達成できず、何年も目標が据え置かれたままです。宿泊比率が15.5%と全国平均より低く、宿泊を伴わないため、観光消費額に貢献しません。「地域ブランド調査2016 魅力度ランキング」では都道府県で16位となっています(京都2位、奈良6位、大阪7位、大分が15位)。現実と行政の取り組み・認識にギャップが相当あります。1人当たり県民所得は全国でも中位に位置しています。県内総生産など産業関係の数値は全国でもトップグループにいる割には、県民の所得が低いのが課題です。酒産業、靴産業、ファッション産業、全てピーク時の産業規模から縮小してます。産業には市場ニーズを満たす新しい「価値」の創造やマーケティング感覚が求められており、行政としても積極的に支援していく必要があります。雇用環境においても、「年齢や性別を問わず、働きやすい環境が整っている」と思う人の割合は9.4%です。企業の「健康経営」を進め、休暇取得率向上や残業時間削減、ワークライフバランスの確保など「働き方改革」を進め、仕事の集中力向上、企業の生産性向上につなげることが今の時代には必要です。

知られていない手の技がある。日本人、兵庫県人でなければできないことがあるのだ。大阪万博を兵庫県に積極的に取り込むべく、例えば、最高の酒米・山田錦の原産地で灘の酒蔵を持つ兵庫県だからこその「日本酒館」を作って大阪万博の来場者を兵庫県に呼び込みます。さらに、瀬戸内海から日本海まで、こんなに多様な県はない。都会に住んでバリバリするも、田舎暮らしでのんびりするも良し。県外からの移住者を呼び込むことも積極的にやらなきゃ損。兵庫県なら「出来る」。いまの日本国は「守り」に回っている。しかし特区という制度もある。冒険的なことはまず「あっ、また兵庫がやっている」とみんなが好意をもって笑うような場所にしたい。たとえば、自動運転による過疎地の高齢者の買い物や通院。「やってみなはれ」だ。

 世界一の楽しい体験ができる観光政策

<目標>観光入込客数1.8億人目指します(平成34年度まで)

【具体的な施策】

  • 特産品・インバウンドの広告塔として勝谷が全国を積極的に動きまくるトップセールス
  • 有名温泉や観光地に限らない隠れた名物も含めた、今ここにある「兵庫らしさ」の魅力創造
  • 「兵庫メシ」の進化とチャレンジする人・会社を支援、兵庫の食文化を確立し、食文化を通じた観光振興、地元も観光客も楽しめる楽しい、一期一会の観光体験を企画
  • 東京五輪・大阪万博との連動・全面強化
  • 大阪万博時、ポートアイランドに「日本酒館」を出展、万博会場を船でつなぐ周航
  • 国際漫画万博の開催
  • プロスポーツクラブやスポーツ産業のグローバル展開・世界戦略の積極的支援
  • 学芸員などの多様な専門家を中心に「兵庫らしさ」「兵庫の歴史」の魅力の「見える化」研究を支援

 儲かる未来産業振興

<目標>1人あたりの県民所得増加を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • グローバル企業の先端技術研究所など研究開発拠点の誘致を推進
  • 理研などポートアイランドにある先駆的先導的研究機関と県の連携や支援を強化、世界一の研究都市に向けた取組の展開
  • 人工知能、IoTなど企業の先端技術の実証実験を積極的に支援
  • 中堅老舗企業の再編、再成長の後押し
  • 中小企業の対外進出やデジタル戦略や技術開発の支援
  • 政府関係機関、グローバル企業本社機能・研究機関・サテライトオフィスの積極的な誘致
  • 意欲を持つ農林水産業の新規就業者への物理的・精神的バックアップ
  • 兵庫県人の誇れる技術や巧みな技術・職人の体験や「なぜそれが凄い技術なのか」を時代背景を参照しながら、次世代・子どもに語り継ぐプログラムを推進
  • 大学、高専、高校が連携した感性溢れるクリエイティブな人材育成を支援
  • 自宅作業・残業削減のための業務改善・サテライトオフィスでの業務・オープンイノベーション・育児休暇取得など企業の「働き方改革」を支援

 

 

■現状
「住んでる地域で、異なる世代の人とつきあいがある」人の割合は28年に51.9%、「住んでいる地域は、高齢者にも暮らしやすい」と思う人の割合は49.9%となっています。地域での人と人との繋がりを回復することが課題です。全国的に見て兵庫県の刑法犯認知件数(都道府県別人口10万あたり)は高いです。振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺は、28年は425件、約14億8,000万円の被害が発生しました。女性高齢者の被害が多いのが現状です。防犯対策や数値の改善が課題です。阪神淡路大震災の被災県にもかかわらず、多くの市町で防災のための事業継続計画(BCP計画)が策定されていません。

ひとつの場所として「終の棲家だ」と言われるのがもっとも幸せであり、そうした地を作らなくてはいけない。「ああ、ここで生きて、そしておわっていきたいなあ」と思われる県土を作れるかどうか。命懸けでやりたい。

 日本を先導する安心モデルの確立

<目標>「住んでいる地域は、高齢者にも暮らしやすい」と思う人の割合は28年度49.9%なので75%以上を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 元気なおばあちゃん・おじいちゃんが地域の活力となるよう、行政からの委託業務などを増やして高齢者の活躍の「場づくり」
  • 市町のデータヘルス事業を支援し、事実に基づいた高齢者の認知症予防、健康増進などの総合的な取組を推進
  • 医療行政の抜本的見直し(医師の配置の合理化、かかりつけ医と基幹病院の役割分担の徹底)、県民の医療についての理解促進
  • 街のかかりつけ医やかかりつけ薬局を県民が持つことを支援し、病気を未然に抑えつつ、地域で県民の健康を守る体制を構築
  • 在宅医療にせよ施設での介護にせよ、本人の意向が最大限に尊重されつつ、家族も過重な負担を負わない、機能する地域包括ケアシステムを構築
  • 企業のICT技術やアプリを活用した健康増進プログラムの開発支援
  • 認知症予防、遠隔医療、地域での見守り、買い物難民解決など地域課題解決のため、企業のIoT実証実験を積極的に支援、必要なら特区申請

 「無縁社会」から「明るく楽しい地縁社会」へ:兵庫モデル確立へ

<目標>高齢者の虐待死0・孤独死0、自殺者0を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 犬猫の殺処分ゼロ
  • 親亡き後の障害者施策の充実
  • 「引きこもり」の現状調査、問題解決策の検討
  • 自殺予防のための地域での声かけ・挨拶促進
  • 福祉の現場で働く専門家・関係者のニーズ・声を丁寧に聞き取り、政策に反映
  • 悩みにあった心理カウンセリングや相談体制の支援強化
  • 成年後見人制度の抜本的な見直し(成年後見人への適正な評価・対価の補償)
  • 介護事業所や介護福祉現場におけるサービス上の問題点を国に積極的に提言

 安心・安全のための県民サービス向上

<目標>28年における刑法犯認知件数53,183件から30%減少を目指します(平成33年度まで)

<目標>特殊詐欺被害30%減少を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • ­オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺、悪質商法などの特殊詐欺を徹底的に撲滅、危機管理力のさらなる充実・強化
  • 県警のサイバー対策強化
  • 神社仏閣、重要文化財や国宝などへの液体がかけられる被害の徹底防止
  • 自衛隊OBOGを活用した県の危機管理対応能力の強化
  • 北朝鮮の拉致被害者の奪還作戦で県ができることを実行
  • 朝鮮学校への運営費補助金の見直し
  • センサー、ドローン、ロボットなどの先端技術を野生生物・有害鳥獣対策に活用し、被害減少
  • 花粉の出ない森林づくりのための植林推進
  • ゲリラ豪雨・治水対策の研究支援
  • ビッグ・データ分析に基づく交通事故対策
  • 先進技術を活用した先進安全自動車の開発・実用化・普及を促進
  • 道路の踏切解消・渋滞解消を支援
  • 災害の際に適切に対応するための事業継続計画(BCP)策定を支援
  • 南海トラフ地震に向けた臨場感のある「いっせい防災行動訓練」実施
  • 減災技術の共同研究(E-ディフェンスを活用した)を積極的に支援し、その研究成果を積極的に発信
  • 地球温暖化を防止のための「ひょうごカーボン・オフセット」のさらなる促進
  • 近隣県と連携して「脱原発」を推進

 

 

■現状
現在抱えている負債の大きさがどれくらいかを示す将来負担比率は全国でワースト1位です。28年の県民意識調査では県政への関心度は66.3%で、無関心が31.6%です。男性20代は45.0%、女性20代は48.0%と無関心の比率が高いです。予算編成プロセスは現在のところ、公開されていません。概要のみHPにアップされています。地域づくりについて幅広い意見交換を行う「さわやかトーク」の開催実績は26年に1回、25年に3回、24年に5回となっています。「さわやかフォーラム」の開催実績は26年に0回、25年に12回、24年に0回となっています。広報課のツイッターは頻繁にツイートしてはいません。週1~3のペースでツイートしており、積極的な意見交換は見られません。県庁の仕事を評価する「事務事業評価」によると評価結果の18.2%が「拡充」、66.9%が「継続」、9.7%のみ「事業見直し」。事業を改善し、最大の効果を生むために、少しでも県民の貴重な税金を賢く使う必要があります。各種の目標を掲げていますが、高くない目標を設定し、達成したことに満足しているようにも感じられます。それでは何も変わりません。県庁の「職場活性化」と「組織風土改革」、職員の能力を引き出す人材育成が必要です。

さまざまな難しい課題も、いずれはのりこえなくてはいけない。であれば、闊達な論議と、対立しても最後はより高い場所での解決を見つける「議論力」を持とうではないか。

 将来に負担を残さない徹底的行政「改善」

<目標>事業の見直し比率60%を目指します(平成33年度まで)

<目標>(1)~(4)の重点事業に必要な財源確保を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 都道府県ワースト1位の将来負担比率改善のための財政再建
  • 目標達成度による予算編成方法の検討、事務事業の徹底的見直し(廃止、休止、改善、民間委託、住民協働推進など)
  • 民間委託や地域の活力の登用を積極的に推進
  • 県庁と各市役所・町役場との連携・協力の強化(上下でなく、対等で切磋琢磨する関係に)
  • 抜本的な外郭団体経営改革を推進
  • 各種補助金の見直し
  • 県政150年記念事業は無駄遣いせず必要最小限に縮小
  • 「初代兵庫県庁舎復元事業」は白紙撤回
  • 県有地の積極的売却、ネーミングライツを積極的に推進で収入確保
  • ネットでのコミュニケーション・広報広聴強化
  • 県民が気軽に意見できる「ネット目安箱」設置と政策への反映
  • 開かれた県政のための知事室の開放、勝谷が県民との対話集会を実施
  • 難解な「行政用語」の禁止(わかりやすいデザイン・言葉遣いの徹底)
  • 県民参画・パブリックコメントの改革
  • 情報公開の徹底、外部の目をいれて政策過程を「オープン」化、外部監査・外部評価委員制度の充実
  • データ分析にもとづく政策形成と政策検証、「政策の失敗」研究の実施
  • 人工知能やロボットなどを活用した行政業務改善の実証実験実施
  • 県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の建設予定地の見直し
  • 女性幹部層の積極的登用、休暇取得、残業削減、ワークライフバランス確保、メンタルヘルスや職員のモチベーション向上のための「働き方改革」の推進、まずは県庁から実践し、各企業・団体での取り組みを支援
  • 行政職員の業務量の「見える化」で業務コストを分析
  • 地域の問題解決にどれだけ貢献したのか、限りある時間でどれだけチームで成果を出したのか、どれだけ改善したのかなど県民益を重視する人事評価制度の抜本的改革
  • 県知事多選禁止条例の制定

 

 

最後に 「もう天下り知事とはさよならしよう」

日本を引っ張るためには、兵庫県が霞が関の下僕ではいけません。実に昭和37年から56年間も霞が関の天下り知事が続いています。こんな都道府県は兵庫県しかありません。
現職が今回当選すれば60年間になります。兵庫県は近隣の某独裁国家ではありません。
兵庫県知事を兵庫県民の手に取り返して、明るく楽しい兵庫県を共に創りましょう。

 

*今後、さらに詳しい情報はHPに「勝谷誠彦の政策データベース」としてアップしていきます。